呉竹の
根岸の里に
安らげば
禅定に入る如き
静けさ
宗派を超えて
申込受付中
愛されしまま
眠るかな
安らけく
遺骨安置申込受付中
20年ほど前のこと、西念寺の先代24世随誉上人が、この一樹の真下で、人に「この樹木を伐れば、この墓地にもあと二つ三つ墓石を立てられるのだが」と話したところ、その翌年から、猛烈な数の夏ミカンが生りはじめ、いまでは1度に600個も生る大樹となった。「ああ、不用意に話すものではないね。この樹は私の話を聴いていたのだなあ」とは住職の述懐である。現在、毎年2月の末ごろ、近隣の人々、現住職の友人等、20名ほどがあい集まり、たっぷり1日をかけて収穫し、おのおのジャム、ママレード、夏蜜柑酒などを作って楽しむとともに、それらの製品は西念寺にも奉納されるようになった。